体調不良の原因は「パン」だった!

体調不良の原因は「パン」だった!

ノバク・ジョコビッチ選手は、2016年現在世界NO.1テニスプレイヤーです。彼はグルテン不耐症というアレルギーのセリアック病だったそうです。そのため喘息に悩まされ、今まで試合中に突然倒れるという事態も起こっていました。

私は誰よりもパンを愛している。両親はピザ屋であるし、幸福も悲しみも、傍にはいつもパンがあった。しかし、そのパンが私の体を蝕んでいたのだ。小麦を絶つことは何にも勝る苦しみであったが、代償に受け取ったプレゼントは苦しみなど忘れさせるほどのものだった」

 

専門家からのアドバイスで、数日間グルテンを摂らない食生活を送るようになってから、身体がすぐにいい方向に向かい、無駄な体重が落ち、動きが速くなり、柔軟性も増し、集中力も高まり、疲れを感じることも、息切れすることもなくなりました。

 

今まであった恐怖や疑念はすべて自信と置き換えられ、アレルギー症状も消え、喘息も出なくなり「世界最高の選手」に生まれ変わることが出来たのです。とジョコビッチは語っています。

 

グルテンとは何でしょうか?

 

小麦、ライ麦などの穀物の胚乳から生成されるタンパク質の一種。麺類やパンなど、小麦加工品を作る上で弾性や柔軟性を決定し、膨張を助ける重要な要素となっている。とウィキペディアに書かれています。
要は、小麦と水でこねこねした時に、もっちりしていきますが、そのもっちり感を出しているのがグルテンということになります。

 

うどん、そば(10割そばは異なる)、揚げ物(衣の小麦粉)、天ぷら、餃子・焼売の皮、ワンタン、ラーメン、パン、パスタ、ピザ、ホットケーキ、ケーキ、ドーナツ、スコーン、マフィン、クッキー、シチューやカレーの市販ルー、たこ焼き、明石焼き、お好み焼き、ビールなどに使われています。

 

日本人は、そもそもグルテンフリー中心の食事である和食が多かったのですが、今や朝食からパンを食べる家庭は50%にもなっているそうです。

 

海外のスーパーでは、グルテンフリーと言うコーナーがありますが、日本ではありません。グルテンフリーと謳われているものも、なかなか販売されておらず、専門店かネットで購入するしかないようです。日本では、今はグルテンを毎日のように摂取している人が増えているのではないでしょうか?

 

”実際にセリアック病を起こす人は全体の80%を超えるが、殆どの人は気がついていないだけである”というアメリカの研究結果もあります。

 

その影響とは、

 

1.腸内のバリア機能を弱らせてしまい血中に容易に有害物質を送り込ませてしまい体調が悪くなる。

 

2.脳への影響もあり、精神疾患を患う人は『グルテン過敏末梢神経障害』が起きているという研究結果もある。

 

3.中毒性があり、止められなくなる。グルテンが胃で分解されると、アヘンに似た作用を持つ「エクソルフィン」という物質に変わり、これが依存性を引き起こす。

 

もともとアレルギーを持っていたり、胃腸の不具合、便秘、下痢、関節痛、疲労感、不妊症、うつ病、統合失調症、記憶・認知障害など、色々な病気が、グルテンフリーにすれば改善している例もあります。

 

すべての人がグルテンに影響を受けているわけではないと思います。グルテンフリーが良いと言えば、それだけに固執してしまう人もいますが、人間の体は全員違いますので、自分がそうかどうかはわかりません。

 

もし、グルテンの多い食事をする機会が増えているとか、太りやすい、なかなか痩せない、最体調が思わしくない・・・と考える人は、2週間だけグルテンフリーを実行してみると良いと、ジョコビッチの本にも書かれています。

 

2週間グルテンを食べずに過ごし、2週間した時に少しパンを食べてみる。その時に、体調がどう変化するか。その時に調子が悪くなったら、グルテン不耐症の可能性があります。

 

不調の大小はあるかもしれませんが、気になる方は一度やってみる価値はあるのかもしれませんね。

 

日本ニュートリション協会 サプリメントアドバイザー最前線より

関連ページ

現代人を死に至らしめる生活習慣病
キレるについて
アメリカ人の健康意識を変えたマクガバンレポートとは?!
酵素って体にいいの?
6時間以上寝ると損する?! 前編
6時間以上寝ると損する?! 後編
サプリメントを日常的に摂取することの意味
サプリメントの正しい摂取方法
食品添加物の危険度と体への影響
サプリメントを有効に利用できていますか?
有機栽培と自然栽培の違い
自分や家族が口にするものをもっと意識するべきです
増加している認知症の原因は?
これでもマーガリンを使用していますか?
周りに振り回されずに自分が決める時代
癌と告知されたらどう感じ、どんな行動をとりますか?
大病が治る人と治らない人の違い
ネガティブな思いはほとんど叶う!
それほどまでに関わってくる病気とココロの関係
2025年問題とは?
西洋医学の限界
脳卒中を防ぐ5つの習慣とは
空腹が病気を治す、免疫力をあげる!
更年期症状とうまく付き合う
減塩による熱中症の危険性
市販薬による副作用
甘いものが止められない理由
体が硬いと腰痛を起こしやすい
ロコモティブシンドロームの恐怖
増えている向精神薬とは・・・安易に飲んでいませんか?
癌から送られるメッセージ
最近増えている「自己免疫疾患」
異常気象で見直す自分のカラダ
自分を本当に信じていますか?
ワクチンは本当に必要なのでしょうか?
キレる?老人の増加
お薬では病気は治せません!
「わたし」が治れば病気は治る!
エナジードリンクを対象にカフェインについて書いてみました。
健康は何もしないでは手に入れられない時代です!
二十歳の老体
痩せない理由
インフルエンザにかからない体を作るには!!
ブドウ糖果糖液糖(異性化糖)の危険性
血糖値スパイク
食品のトランス脂肪酸、23年までの根絶を呼びかけ WHO
野菜の種が危ない
今、健康ブームでいろいろな情報が氾濫しています。酵素、黒酢、ニンニク卵黄は、本当に体に良いの?どれが本当でどれがウソなのか?日本人は健康意識は高いけど、残念ながら健康知識が低い!これからは、情報リテラシーが問われる時代!体に必要な栄養のことを知って騙されない知識を(^ ^)vまずは、基礎編 6大栄養素+1から読んでね(^ ^)