初デートで同じ飲み物を頼んだら脈あり
出会ったばかりの頃は、誰でもお互いをよく知りません。
一緒に過ごす時間を重ねる中でお互いの類似点を見つけると、親近感が増していきます。
こうして2人の距離を縮めていくのが恋愛のプロセスです。
心理学では、共通点がある相手に惹かれていくことを類似性の法則といいます。
類似性の法則には次のような特徴があります。
@性格、趣味、価値観が共通している。
A自分と行動パターンが似ているので、相手の行動が予想しやすく、同意も得やすい。
B相手に無理に合わせる心理負担が少なく、争いやケンカが起こりにくい。
つまり、自分と共通点が多い相手はつき合いやすいため、好感を持ちやすいといえます。
人は好意を寄せている相手と一緒にいるとき、無意識にその人と同じしぐさや行動をとることがあります。
要するに姿勢反響が恋愛においても起こるのです。これはシンクロニー(同調傾向)やミラーニングとも呼ばれています。
あなたが飲み物を飲んだら相手も飲む、あなたが首を傾げたら相手も同じ働きをする、という場合は、相手はあなたに好意を持っていると見ていいでしょう。
この現象は、嫌いな相手に対しては起こりません。
相手はあなたに好意を示すために、意図的にしぐさをまねている場合もあります。
たとえば初デートで相手があなたと同じ飲み物をオーダーしたり、会話のスピードを合わせたりしていたら、好きな気持をアピールしていると考えられます。
「自分と同じ態度を取る相手に好感を持つ」という心理を利用しているのです。
この方法で相手にアピールするとき、注意したいのはまねしすぎです。
あまりにそっくり真似すると不快に感じて嫌われるかもしれません。
参考図書:人間関係の心理学/よくわかる心理学
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