かずちゃんの心理学|心理カウンセリング

会う回数が多いほど好きになる確率もアップ(^^♪

見知らぬ人でも、毎日通勤電車の同じ車両で顔を合わせる人や、よく買い物をするコンビニの店員さんなど、繰り返し顔を合わせる人には親しみを感じることがありませんか。

何かのきっかけで会話を交わすようになれば、友達になったり、交際に発展したりすることもあり得ます。

 

アメリカの心理学者ザイアンスは、このような現象を単純接触の原則と呼び、この原則が効果的に働くための条件を解明する実験を行いました。

 

ある大学の卒業生の顔写真を12枚用意し、それを学生たちにランダムに見せます。

 

それぞれの顔写真は0回、1回、2回、5回、10回、25回と、見せる回数を6つの条件に分けました。

 

写真を見せたあと、学生たちに写真の人物の中でどの人物に好意を持ったか好意度を質問したところ、見る回数が多かった人ほど、好意度が高いことがわかりました。

 

この単純接触の原則をビジネスに活用している代表的な例がテレビCMです。

 

何回も繰り返し見ていると、そのCMに出ているタレントや商品に親しみを感じ、つい買ってしまうといったことが起こります。

 

また、近年は朝の連続ドラマが何作も続けて人気を呼んでいますが、これも毎日見続けると主人公の顔を見なければ気が済まなくなるからです。

 

大ヒットした朝ドラの『あまちゃん』が終わったあと「あまロス」という言葉が流行しました。

 

単純接触の原則を思えば、毎日見ていた登場人物が見られなくなったことで、落ち着かない気持ちになった視聴者が続出したのもうなずけますね。

 

さて、会えば会うほど好きになるのなら、恋愛にも応用できそうです。

 

しかし、この原則はすべての相手に当てはまるわけではありません。

 

実は最初に会ったときの印象が「良い」か「良くも悪くもない」場合に限られるのです。

 

みなさんも、職場や学校で毎日顔を合わせる人、全員が好きというわけではありませんよね。

 

第一印象が悪かった場合は、会えば会うほどむしろ嫌われる確率が高くなるという報告もあります。

 

出会いはやはり、最初が肝心というわけですね。

 

参考図書:人間関係の心理学/よくわかる心理学

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