思春期に反抗期がない子が増えている
人は成長する中で、2度の反抗期を経て大人になるといわれています。
1度目は、3歳頃に現れる第一次反抗期です。
この時期は自我が芽生え、自己主張が強くなるため、親は手を焼く時期なのです。
第二次反抗期は、12歳から20歳代半ば。
この時期は、思春期と呼ばれ、身体や性的な発達が著しい時期です。
よく、この時期になると、女の子は父親の匂いを嫌がるようになり、避けることがあります。
一説によると、女性が異性を選ぶときに、できるだけ自分と遠いDNAと交わろうとする本能が働くからだといわれています。
しかし、最近は、思春期になっても父親と娘が仲良く、カップルのように出かける親子も珍しくありません。
男の子の場合も、昔は反抗期に荒れることが当たり前でしたが、現代では反抗期がないまま大人になる人も少なくないようです。
かつては、反抗期は人の成長に欠かせないものと考えられていました。
それは、昔はきょうだいが多かったり、競争が激しい社会の中で、自分というものを強く出さなければ埋没してしまう危機感があったからかもしれません。
親に反発する反抗期は、社会に出て上司にぶつかる、友達とぶつかるというときの予行練習なのです。
親はどんなにぶつかっても、最後は受け止めてくれます。
子どもにとって親への反発は、社会に出て、いろいろな人に出会い猛烈なパンチを受ける前の、安全な練習場でのスパーリングのようなものなのです。
しかし、現代は少子化で、競争が激しかった時代とは、親子関係や社会情勢も様変わりしています。
子どもは強いパンチを鍛える必要もなくなり、親もその必要性を感じていない傾向があります。
反抗期がないと、自立できないのでは?と心配する声もありますが、親離れ、子離れができないとか、ニートや引きこもりになりやすいというような研究はまだありません。
反抗期がないことが、子どもの成長にどのような影響を与えるかという結論がでるのは、まだずっと先のことになるでしょう。
参考図書:人間関係の心理学/よくわかる心理学
関連ページ
- 空気を読みすぎる人とのつき合い方
- ウワサ話が好きな人の願望とは?
- 荷が重い贈り物をしていませんか?
- 「ケンカするほど仲がいい」は本当?
- 子どもは親を映す鏡
- 家族の絆は輪ゴムのようなもの
- 子どもがウソをついたら自立のサイン
- 子どものケンカを親が解決するのはNG
- 子どものやる気をうまく引き出す方法
- 子どもを虐待する親の心理とは?
- 一人っ子がわがままは先入観
- 姿勢が似てくると親密度も増す
- 同窓会の幹事役はプライベートも充実
- カラオケの曲選びでわかる友人の性格
- 好きな人より嫌いな人が気になる心理
- 昔の仲間としかつき合わない人は臆病者
- 年上と積極的につき合う人は野心家
- 友人の数から計算する人間関係力
- 男女の間で友情は成立する?
- お隣の生活がうらやましく感じたら
- 親しさの勘違いにご用心
- 「これ以上近寄るな!」の距離に男女差あり
- 美人がモテるとは限らない
- 恋心は瞳孔の大きさでわかる
- 女性は目を見てウソをつく
- お米を食べないと鬱になる?!
- 会う回数が多いほど好きになる確率もアップ(^^♪
- ひと目惚れにはパターンがある
- 失恋のあとがアタックチャンス!
- ネットで誹謗中傷を書く心理
- 異性を落とす方法「認知的不協和」
- ドキドキすると恋に落ちやすい
- デート中の行動からわかる相手の性格
- 初デートで同じ飲み物を頼んだら脈あり
- 態度と視線が物語る2人の親密度
- 相手の心を開く3つのテクニック
- まばたきが増えたら話題をチェンジ!
- おしゃべりな人の本当の性格