かずちゃんの心理学|心理カウンセリング

美人がモテるとは限らない

一般的に、容姿やスタイルがいい人は異性からモテると思われがちですが、実はそうでもないという心理学の実験がいくつかあります。

 

アメリカの心理学者キースラーらは、次のような実験で、どのような男性がどのような容姿の女性を選ぶかを調べました。

 

まず、男子学生に知能テストを行い、「自己評価の高いグループ」と「自己評価の低いグループ」に分けます。

 

その後、彼らの前に一人の女性が現れます。

 

この女性はサクラで、ファッションや化粧で魅力的な外見にしたパターンと、逆に不美人に見せる化粧をしたパターンで登場しました。

 

この2パターンの女性に対して、男子学生たちがデートの誘いや電話番号の交換などを行うかどうかを観察しました。

 

結果は、自己評価の高い学生たちは女性が美しい外見のときに、自己評価の低い学生たちは女性が不美人なときに、アプローチをすることがわかりました。

 

つまり、人は魅力的な人を前にしても、自分とつり合わないと感じれば行動を起こさず、自分と同程度と思われる相手を選ぶことが証明されました。

 

みなさんの周りを見ても、美女と野獣のような不つり合いなカップルは少ないのではないでしょうか。

 

美男は美女と、容姿が並の男性は同程度の女性とつき合っていることが多いはずです。

 

このように魅力度が自分と同程度の相手とカップルになりやすいことを、心理学ではマッチング仮説と呼んでいます。

 

ところで男性と女性では、どちらのほうがより相手の容姿を重視すると思いますか?

 

ある調査によると、男性の多くは、相手の態度より容姿が重要と答えたそうです。

 

反対に女性は、相手の容姿より態度を重視する傾向がありました。

 

しかし、相手への好意度を比較すると、意外なことがわかったのです。

 

男性の場合は相手の容姿の良さと、相手に対する好意度にほとんど関連性がなかったのに対し、女性は容姿の良さと好意度が密接に関係していることが明らかになりました。

 

女性は「見た目より性格」と言いながらも、実は相手の容姿が良いほど好意を持ちやすい「面食い」の傾向があるのかもしれません。

 

参考図書:人間関係の心理学/よくわかる心理学

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