姿勢が似てくると親密度も増す
アメリカの心理学者フェスティンガーは、大学の寮に住む学生を対象に、どのように人間関係がつくられていくかを調べました。
最初に仲良くなるのは、部屋の近い学生同士でした。
心理学ではこれを近接の要因といいます。
しかし、時間が経つにつれて、生活習慣や思考などが似ている学生同士が親しくなり、グループができていったのです。
こちらは類似性の要因です。
互いに共通点が多ければ、話や趣味も合い、一緒にいて楽しいと感じるからでしょう。
また別の調査では、友人同士は性格が似ているという報告もあります。
嗜好や性格もさることながら、仲間同士は、姿勢やしぐさも似る傾向にあります。
友人グループで会話をするときの様子をよく観察してみてください。
意見が同じ人とは、同じ人とは、同じタイミングで飲み物を飲んだり、脚を組み替えたりする行動は、「同じ思いですよ」という無言のメッセージです。
姿勢反響は、親密度や話題への共感性が高いほど起こる確率が高くなります。
研究によると、親しい人同士の姿勢反響は、無意識の動作を含め、24分の1秒ごとに起こるのだそうです。
逆に仲良くなりたい人の動作をまねると、親密度が高くなると言われているので一度試してみてください(^.^)
参考図書:人間関係の心理学/よくわかる心理学
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