異性を落とす方法「認知的不協和」
恋愛が始まるきっかけはいろいろあります。
「自分のピンチを助けてくれた」、または「相手の窮地を救った」というような状況では、互いがそれほど好意を持っていなくても、恋に発展する可能性があるのです。
人は助けた相手に対して、「好きだから助けた」と思い込む心理が働きます。
なぜなら、嫌いな相手を助けたとすると、心と行動に矛盾が生じるからです。
このような矛盾を認知的不協和といいます。
それを解消し、自分を納得させようとするため、「好きだから助けた」と思い込むのです。
これは、アメリカの心理学者フェスティンガーが提唱した理論で、喫煙者が自分の行動を正当化したり、自分の意見を否定された人が、否定した人こそ間違っていると思い込んだりする心理に見られます。
女性はこの心理を利用して、好きな人に頼ったり、助けを求めたりすると効果的かもしれません。
たとえば、仕事を一人で抱え込んでしまったとき、「手伝ってほしい」と頼んでみてください。
男性が引き受けてくれればしめたものです。
「彼女のことが好きだから助けた」と、自分の行動を正当化し、恋するようになる可能性があります。
ただし、あなたが腐れ縁の男性や女性となかなか別れられないという場合は、注意が必要です。
「別れたいのに別れられないのは、愛しているからだ」という認知的不協和が起こっているのかもしれません。
これは別れられないことを正当化しているだけなので、冷静に二人の関係を見直しましょう。
参考図書:人間関係の心理学/よくわかる心理学
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