子どもを虐待する親の心理とは?
核家族という小さな単位の家庭が増える中で、子育てに悩むお母さんもいます。
昔のように3世代同居の時代は、育児の疑問や悩みを姑や近所のおばさんなどが気軽に教えてくれるのが普通でしたが、現代は周囲に頼れる育児の先輩もなく、孤独な子育てで追い詰められていく母親も少なくありません。
その結果、「わが子を虐待し大変なケガを負わせた」など、耳をふさぎたくなるような事件につながるケースがあります。
なぜ、このような最悪な事態が起こってしまうのでしょうか?
厚生労働省の調査によると、児童相談所での児童虐待相談の対応件数は年々増えており、平成10年頃は7千件弱だったのに対し、平成24年には相談件数が6万件を超えています。
これは大変深刻な問題です。
虐待には、「相手を思い通りに動かしたい」「支配したい」という支配欲求が関係しています。
人は、ストレスやトラウマ(心的外傷)による苦しみが高まると、支配欲求が刺激され、自分より弱いものを服従させ、欲求を満たそうとします。
親が子どもを虐待してしまう背景には、子育てが思うようにいかないストレスや、親自身の深刻なトラウマが隠れているといえます。
親子間の虐待では、子どもに暴力や精神的なダメージを与える言動が繰り返されます。
また、子どもの成長に必要な食事や衣服を与えない、学校に行かせない、ネクレスト(育児放棄)も増えているようです。
虐待を受けた子どもは、それがトラウマとなり、将来親になって自分の子を虐待してしまう悲しい連鎖が起こることがあります。
そうならないために、虐待してしまう親の精神的なケアや、子どもの救済システムの強化が必要でしょう。
参考図書:人間関係の心理学/よくわかる心理学
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