ビタミンE(トコフェロール)

ビタミンE(トコフェロール)

その昔、ビタミンEは興奮させるび薬だと思われていました。それは、ビタミンEが妊娠と出産に大変密接な役割を、果たすからです。

 

ネズミに使った実験では、ビタミンEが不足した雄ネズミは生殖能力がなくなり、妊娠できなくなったり、雌ネズミは流産したりして出産までいかないことが分かりました。

 

ビタミンEは、精力を増大させるホルモンであるテストステロンと強調作用して、性欲の増進に大いに関わってくるので、昔の人はび薬だと誤解したのかもしれませんね。

 

ところで、いつまでも若々しくありたいと思うのは男女共通の願いですが、ビタミンEには老化を防ぐ働きがあります。

 

鉄が空気中の酸素により酸化され錆びつくのと同様に、人の体の中でもこのようなことが起きます。錆が増える事を老化といっていますが、その過酸化物の中で問題になるのが過酸化脂質なのです。

 

(毒性が強い)過酸化脂質をなくしたり、あるいは動きを封じ込めたりして細胞の新陳代謝をスムーズにし、老化を遅らせる事を可能にするのが、ビタミンEの働きなのです。

 

さらにビタミンEは、悪玉コレステロールを減らし善玉を増やしたり、コレステロールの全体量を減少させる事が分かってきました。ビタミンEを十分に補給するということは、動脈硬化を防ぐという事になります。

 

ビタミンCと併せて摂ると、より抗酸化作用が高まるので、一緒に摂って老化を防ぎましょう!

 

こんな人におすすめ!
妊娠・授乳婦、冷え性、更年期、しもやけの人、がん・心疾患・脳卒中を予防したい人。