ビタミンC(アスコルビン酸)

ビタミンC(アスコルビン酸)

ビタミンCは発見されてから長い時間も経っていることもあり、たくさんの重要な役割がわかっていますが、元々は壊血病の原因を調べているうちに見つかったビタミンです。

 

壊血病は、細胞の接着剤として必要なコラーゲンがビタミンC不足になり、それによって出血しやすい弱い血管になってしまう病気です。

 

実際にはコラーゲンは血管だけではなく、体の細胞・歯茎・骨・歯の成長と修復に重要な物質です。つまりビタミンCは、体にはなくてはならない物質をつくりだすビタミンなのです。(だからお肌にも、いいわけですね)

 

他にも、血液中のコレステロールを下げたり、メラニン色素の生成を抑えたり、ヘモグロビンの合成を助けたりと、本当に幅広い働きをするのですが、注目すべきは抗がん作用があるということです。

 

細胞の接着剤(コラーゲン)を強くするということは、ガンを防ぎ(風邪の菌も)さらに、発ガン物質のニトロソアミンの生成をおさえてくれます。

 

しかも、抗がん剤として知られるインターフェロンは、元々は体の中でつくられます。このインターフェロンの生成を促進するのも、ビタミンCです。

 

そんなすごいビタミンCですが困った事に食べ物から摂りにくいのも特徴です。

 

ビタミンCは水に溶けやすくホウレン草を5分間水にさらしただけで20%の損失。5分間ゆでると60%も損失するのです。

 

さらにビタミンCは熱や光にも弱く、私たちが口にする時には「ほとんどビタミンCが残っていない!」なんて事もありえるのです。

 

せっかく体に入ったビタミンCもタバコで破壊されたり、なんと!「寒い」と思っただけでも破壊されるのです。(すごくデリケートですよね。)

 

厚生労働省ではビタミンCの1日所要量を100mgと言っておりますが、必要量は人によって違い心配性の方、風邪のひいてる方、タバコを吸う方ですと、ビタミンCの消耗がはげしくとても100mlでは足りません。

 

1日1,000ml必要だと言われる学者もおられます。但し、尿にて排せつされやすいので、こまめに(2時間おき程度)に摂られることをお勧めします。

 

 

こんな人に、おすすめ!
風邪のひきやすい人・ガンを予防したい人・貧血ぎみの人・血管を丈夫にしたい人・肌を健康にしたい人・便秘の人。