鉄は、吸収率が約8%前後と低いため欠乏しやすいミネラルで、主な働きは、体の各器官に酸素を運ぶ事です。

 

鉄が不足すると貧血になるといいますが、実は貧血は、機能鉄(普段働く鉄)が不足しただけではおこりません。不足を補う貯蔵鉄が底を次ついて、初めて貧血がおこるのです。

 

ですから、症状があらわれていなくても、貧血1歩手前の人は3人に1人といわれています。

 

鉄には、植物性に含まれる非ヘム鉄動物性のヘム鉄とがあり、赤身の肉や魚に含まれるヘム鉄は比較的に吸収率がよいのです。

 

非へム鉄は、ビタミンCを一緒に摂ると吸収率が高まります。

 

あまり神経質になる必要はありませんが、舌や口の角が赤くただれたり、肩や筋肉がこったり、爪がさじ状にそりかえる(スプーンネイル)など、自分で気づく体の変化があったら、すぐに鉄を補給してあげましょう。

 

こんな人におすすめ !
妊婦・授乳婦、貧血の人、痔の人、歯ぐきの出血がある人、コーヒー・紅茶・緑茶をよく飲む人。