マンガン

マンガン

マンガンは骨の形成にはカルシウムやリンだけでなく、多くのミネラルやビタミンに関わっており、マンガンもその1つです。骨の石灰化や関節の結合組織はマンガンが補酵素となっている酵素がないと合成できません。

 

また、糖質、脂質、タンパク質の代謝に働く酵素の構成成分であり、タンパク質の合成やエネルギー作りに働いています。

 

あと、血液凝固因子の合成や、コレステロール・甲状腺ホルモン・インスリンの生成のほか、神経の刺激伝達に関わっていたり、活性酸素を分解する酵素であるSODの構成成分として、細胞膜の酸化を防ぎます。

 

「愛情のビタミン」という面白いニックネームがついています。
 
マンガンなしの餌でウサギを飼うと、子を産んでも育てないことから、マンガン不足は愛情志向がなくなると言われており、性機能や妊娠能力も低下します。

 

マンガンは植物性食品に含まれておりますが、最近の親が子供に対する暴力事件はマンガン不足が原因かも。

 

こんな人におすすめ!
植物性食品の少ない人、インスタント食品や加工食品を多食する人、骨粗しょう症・糖尿病を予防したい人。