化学的水素添加脂肪酸(マーガリン・ショートニング)

化学的水素添加脂肪酸(マーガリン・ショートニング)

脂肪酸というのは大きく分けて2種類あります。1つは常温で固体のもので、一般的には動物性脂肪(飽和脂肪酸)と呼ばれております。

 

もう1つは常温で液体のもので、植物性脂肪(不飽和脂肪酸)と呼ばれております。

 

この液体である不飽和脂肪酸に人工的に水素添加という化学処理をして無理やり常温で固体化させたのが「マーガリン」や「ショートニング」なのです。

 

この脂肪酸はトランス型不飽和脂肪酸といい天然にはほとんど存在せず人体にも不必要な物質であるため、体にとって大変なストレスと言えるでしょう。

 

1995年、デンマーク栄養協議会は「トランス型不飽和脂肪酸は動脈硬化症などの冠状動脈性心臓疾患を引き起こし、胎児の発育を阻害する。」と警告し、同時にデンマーク栄養協議会は、マーガリンの販売に際して、トランス型の含有比率の表示を義務付けました。

 

また、トランス型不飽和脂肪酸を多く食べる事により、細胞の門番である細胞膜が弱くなり有害な物質の侵入を許しやすくしたり、これらを体外に排出するために栄養素として大切なビタミン・ミネラルを大量に消耗させます。

 

また、アレルギーの原因の1つだとも言われております。

 

マーガリンやショートニングは安価ですから、市販されているクッキー・クラッカー・パン・ケーキ・アイスクリーム・コーヒーミルク・レトルトカレーなどの加工食品にかなり使用されています。

 

なるべく手作りが良いわけですね。

 

ダイエットだと言ってバターではなくマーガリンを使用しているあなた!逆効果かもしれませんよ。

 

子供のアトピーに悩みながら、朝食にマーガリンたっぷりのトーストを食べさせているお母さん!アトピーの原因はあなたなのかも?

 

また、紅花油やコーン油などの植物油の製造工程で高温処理されている場合の製品はトランス型が多いです。